基礎
【2026年版】チェンマイの支払い完全ガイド|PromptPay・TrueMoney・ATM手数料のまとめ
チェンマイでキャッシュレスに暮らすための実践ガイド。タイの銀行口座がない外国人やDTVノマド向けに、TrueMoneyでのPromptPay決済、Wiseでの家賃送金、ATM手数料を抑える両替・引き出し術をわかりやすく解説します。
By Delta
チェンマイの支払い方法早見表
短期滞在(1〜2週間): ATMや市内の両替所で現金(タイバーツ)を用意するのが基本。
中長期滞在(1〜6か月 / DTVビザ): パスポートでTrueMoneyを開設し、ナイトマーケット、7-Eleven、Grab、家賃のPromptPay QR決済に活用。
家賃・まとまった送金: Wiseから家主のタイ商業銀行口座へ直接送金するのが最安で確実。
クレジットカード: あくまで予備。屋台、ローカル食堂、個人経営カフェではほぼ使えません。
チェンマイでの出費は、大きく「日常の買い物・食事」「月々の家賃」「高額な国際送金」の3つに分かれます。このガイドでは、2026年最新の現地事情をもとに、観光ビザやDTV(Destination Thailand Visa)で滞在する外国人が最もスムーズに生活を回すための決済戦略を整理しました。
到着したばかりの方は、チェンマイ到着後の1週間やることリストやチェンマイ生活でまず入れておきたい必須アプリもあわせてご覧ください。
チェンマイの現金事情とATM手数料の節約術
チェンマイでは今でも現金が最も汎用性の高い決済手段です。ナイトマーケット、乗合の赤ソンテウ、ローカル屋台の多くは、現金またはタイ国内のQR決済(PromptPay)にしか対応していません。
タイバーツ(THB)を調達する方法は主に2つあります。
- 市内の両替所: 日本円、米ドル、ユーロなどの現金を市内の両替所で換金します。空港や銀行窓口よりもレートが大幅に有利です。特にナイトバザール近くの Mr. Pierre は、在住者のあいだでもレートが良い両替所として定評があります。
- ATMからの引き出し: ATMは街中の至る所にあります。ただし 海外発行カードでタイのATMから引き出すと、タイ側で1回あたり220〜250バーツ(約950〜1,100円)の手数料 が必ず差し引かれます。引き出し回数ごとに毎回手数料がかかるため、少額をこまめに下ろすのではなく、1回の引き出し限度額(多くのATMで 1回あたり30,000バーツ)に近い額をまとめて引き出すのが鉄則です。

クレジットカードが使えない場所は多い: 地元の個人店、フードコート、生鮮市場はほぼカード非対応です。カード決済に対応している店舗でも、3%の手数料上乗せや最低利用金額が設定されていることが一般的です。日本のクレジットカード1枚だけで滞在を乗り切ろうとするのは避けましょう。
なぜ日本のカードやApple PayでPromptPayを直接読み取れないのか?
PromptPay(プロンプトペイ)はタイ国内の銀行間決済インフラです。VisaやMastercardなどの国際ブランド決済網とは直結していないため、店舗のPromptPay QRコードを日本の銀行アプリやApple Payでスキャンしても決済できません。
※中国系の電子決済について: 中華圏のウォレットを紐づけた Alipay や WeChat Pay に対応する店舗は増えていますが、小規模な屋台やソンテウの運転手に対しては、依然として現金またはTrueMoneyが必要です。
外国人やDTVノマドはタイの銀行口座を開設できる?
滞在期間とビザの種類によって、選ぶべき決済手段は異なります。
- 短期滞在(1〜2週間): 現金のみで快適に過ごせます。現地の電子決済を無理に開設する必要はありません。
- 中長期滞在(1か月〜6か月以上): TrueMoney Wallet の開設がおすすめです。外国人が利用できるキャッシュレス決済として、現在もっとも導入ハードルが低く実用的です。
なぜ銀行口座を開設しないのか?
現在のタイの銀行運用では、DTV(Destination Thailand Visa)や通常の観光ビザ・ビザ免除滞在の外国人がタイ主要商業銀行の普通預金口座を開設するのは極めて困難 です。開設には就労許可証(Work Permit)や長期学生ビザ、エリートビザなどが原則必要となります。そのため、中長期のDTVノマドやフリーランスにとっては TrueMoney + Wise の組み合わせが最も現実的な選択肢となります。
全体の生活費の目安については、チェンマイの生活費とリアルな月額予算をご覧ください。
外国人のPromptPay活用術:TrueMoneyでQRコード決済

なぜチェンマイでTrueMoneyが便利なのか
TrueMoneyはタイ全土のQR決済網 PromptPay に接続されています。店舗が提示するPromptPay QRコードをTrueMoneyアプリでスキャンするだけで、タイの銀行口座と同じ感覚で支払いが完了します。
- ナイトマーケットやローカル屋台
- Grab / Bolt の配車とチップの支払い
- Lazada や Shopee でのネット通販
- セブンイレブン(7-Eleven)店頭
- PromptPay決済を受け付けている家主への家賃支払い
登録に必要なもの: セブンイレブン等で購入できるタイの携帯電話番号(SIMカード)と、有効な パスポート原本 だけで、アプリ上からオンラインで本人確認を完了できます。
外国人がTrueMoneyにチャージする方法と注意点
TrueMoneyは非常に便利ですが、外国人名義のアカウントにはいくつかの仕様上の制約があります。
- チャージは現金で行う: 外国パスポートで作成したアカウントには、海外発行のクレジットカードから直接チャージできません。ATMから引き出した現金をチャージして使います。
- セブンイレブン店頭: アプリのバーコードをレジで提示し、現金を渡します。1回あたりのチャージ上限は 3,000バーツ です。
- Trueショップのキオスク端末: MAYAやCentral Festivalなどの大型モールにある自動端末なら、1回あたり最大 30,000バーツ まで現金を一括投入してチャージできます。
- 本人確認ランクによる機能制限: パスポートのみで認証したアカウントは基本ランクです。タイの運転免許証を追加登録すると限度額が引き上げられます。
- 電話番号指定での個人間送金は非対応: 外国人アカウントからは相手の電話番号宛てに直接送金することはできません。ただし 店頭でのPromptPay QRコードのスキャン支払いは問題なく利用可能 です。また、自分専用の受取用QRコードも生成できるため、友人との割り勘やお釣りを受け取る際にも役立ちます。
2026年の活用テクニック: TrueMoney内で発行できるバーチャルMastercardを Wise アカウントに紐づけることで、余った残高をWise経由で回収できることを確認しています。
家賃と高額送金にはWiseを活用
ウォレットのチャージ上限を超えるまとまった金額や、家主からタイの銀行口座への直接振込を指定された場合は、Wise(ワイズ) を使うのが最も手数料が安く確実です。
- 月々の家賃の支払い: Wiseから家主のタイ商業銀行口座(Kasikornbank、Bangkok Bank、SCB等)へ直接振り込めます。為替手数料が乗らない実際の為替レート(ミッドマーケットレート)が適用され、格安の手数料で通常数分〜数時間で着金します。契約時の注意点は チェンマイの賃貸・部屋の借り方完全ガイド をご覧ください。
- 保険金の受取: タイの銀行口座を持っていなくても、現地の保険会社によっては医療費や傷害保険の保険金をUSD建てなどでWise口座へ直接送金してくれます。
支払い方法の使い分けまとめ
| 利用シーン | おすすめの決済手段 | 運用のポイント |
|---|---|---|
| 短期滞在(1〜2週間) | 現金(タイバーツ) | ATM手数料は1回220バーツ。まとまった額を一度に引き出す |
| 日常の食事・カフェ・Grab | TrueMoney(PromptPay QR) | セブンイレブンやキオスク端末で現金チャージして使用 |
| 月々の家賃支払い | Wise銀行振込 または TrueMoney QR | 家主の銀行口座情報(銀行名・口座番号)を事前に確認 |
| まとまった国際送金 | Wise | ミッドマーケットレート適用で手数料が最も安価 |
| クレジットカード(Visa/Master) | サブ・緊急用 | 小規模店舗では利用不可。使える店でも3%上乗せに注意 |
よくある質問(FAQ)
Q: DTVビザでタイの銀行口座は開設できますか? A: 原則として難しいです。タイの主要商業銀行の多くは就労許可証(Work Permit)や長期学生ビザを要求します。DTV滞在者の場合、TrueMoneyとWiseを組み合わせることで、現地口座がなくても不自由なく生活決済を完結できます。
Q: タイでTrueMoneyを開設するのに必要なものは何ですか? A: タイ現地のSIMカード(SMS認証用)とパスポート原本のみです。パスポートの写真撮影と顔認証はTrueMoneyアプリ内で数分で完了します。
Q: 外国人はTrueMoneyにどうやってチャージすればいいですか? A: セブンイレブンのレジでアプリのバーコードを提示して現金チャージ(1回最大3,000バーツ)するか、ショッピングモールのTrueショップ内にある自動キオスク端末(1回最大30,000バーツ)で現金投入します。
Q: タイの銀行口座を持たずに家賃を支払う方法は? A: 最も確実なのは、Wiseを使って日本の銀行口座や残高から家主のタイ銀行口座へ直接振り込む方法です。家主がPromptPayのQRコードを提示してくれる場合は、TrueMoneyでスキャンして支払うことも可能です。
Q: チェンマイでApple PayやGoogle Payは使えますか? A: 近代的なショッピングモール、大型スーパー、セブンイレブン、一部の高級レストランなどのタッチ決済対応端末では利用可能です。ただし個人経営の飲食店、屋台、ナイトマーケット、PromptPay QRコードでは利用できません。
Q: WiseアプリでタイのPromptPay QRコードをスキャンして支払えますか? A: 一部の法人名義PromptPay QRであれば決済できる場合がありますが、屋台や個人商店、ソンテウ運転手などの個人名義QRコードでは高確率でエラーになります。街中でのQR決済にはTrueMoneyを利用するか、現金を携帯するのが確実です。